当時、最も大きく感じていた課題は何でしたか?また、「このままではいけない」と感じた具体的な背景があれば教えてください。
(例:若者流出、雇用の選択肢不足、企業誘致が進まない、庁内調整の難しさ など)
市内に専門学校や大学、若者のニーズが高いIT関連企業がほとんど立地していないことから、高校卒業を機に多くの若者が進学や就職のために市外へ転出している状況が続いており、これは本市にとって大きな課題の1つです。
コロナ禍以降、テレワークの普及により都市圏企業が地方への進出を検討する動きが広がっており、こうした流れを好機と捉え、民間の力を活用しながらIT関連企業の誘致を進めることで、若者の地元で働くという選択肢が広がることが課題解決の一助になると考えています。
当社(大矢)を知ったきっかけと、 最初に話を聞いた際に「一緒にやってみたい」と感じた理由を教えてください。
知ったきっかけは、当市が実施したIT関連企業誘致事業のプロポーザルへご参加いただいたことです。審査の結果、委託先としてみらい株式会社様に決定しましたが、ほとんどの審査員が高得点をつけていたことが印象的でした。
実際には、どのような取り組みを、どんな流れで進めていきましたか?特に印象に残っている支援や場面があれば教えてください。
(例:企業誘致の進め方、人材育成の取り組み、視察やイベントでの出来事 など)
当市では、フォームマーケティングを活用して地方進出に関するアンケートを実施しました。その結果、地方進出への関心が高い企業とウェブ面談を行い、さらに具体的な検討につなげるため、最終的に当市への現地視察ツアーを実施しました。
印象に残っていることは、大矢さんが私たちと同じ目線に立ち、親身にかつ熱心に企業誘致に取り組んでいただけた点です。また、少しおぼつかないながらも唐津の方言を交え、視察ツアーに参加された企業の皆さまとお話しされていた姿も印象深く心に残っています。
取り組みを通して、地域や庁内、ご自身の中で「変わった」と感じることはありましたか?
(例:雇用、企業の反応、庁内の空気感、考え方の変化など)
これまでは自治体がメインとなって企業誘致活動を行ってきましたが、地元企業の皆さまや地元で精力的に活動されている方々などと、地方進出を検討している企業様とをおつなぎし、直接意見交換をしたいただくことの重要性を強く感じました。
地元企業と進出企業との間に関係性を築き、その輪の中に自治体が加わり、官民が連携して企業誘致に取り組む体制を築くことが企業誘致活動を行ううえではより効果的であると実感しています。
今後、この地域で実現していきたい未来や、 次のステップとして考えていることがあれば教えてください。
おかげさまでIT関連企業の進出が少しずつですが実現してきています。次のステップとしては、官民連携の枠組みをさらに強化したいと考えており、地元企業や教育機関などとご進出いただいたIT関連企業との連携を深めるため、地元企業とIT関連企業などが交流できる機会を整えていきたいと考えています。地元企業とIT関連企業の相乗効果により市内企業のDX化の促進や地元雇用のさらなる促進、市外への若者流出の抑制、さらには市外からの人材採用を通じて、当市の持続的な発展につながる好循環を創出していきたいと考えています。
同じような課題を抱える自治体職員の方へ、 「これは伝えておきたい」と思うことがあればお願いします。
自治体だけで企業誘致を進めるのではなく、地元企業や教育機関、進出企業と連携する官民協働の体制を作ることが重要ではないかと考えます。特に忖度するわけではありませんが、みらい株式会社様のお力を借りることも一考の価値があるかと思います。(笑)
取り組みを振り返ってみて、当社はどのような立ち位置・存在だったと感じていますか?
企業誘致活動における専門的パートナーとして、単なるコンサルタントにとどまらず、地域と企業の橋渡し役として伴走型で支援してくださるとても心強い存在です。
地方自治体単独では難しい企業との接点づくりや進出検討企業との調整・関係構築を担ってもらい、地域の企業様などとの連携をサポートする役割を果たしてもらっています。